天外魔境Ⅱ

ここは遅咲きジャニヲタsanopiのきもち

企業面接で「憧れの人は伊野尾慧」と言ってみた









(↑これはほんのさわりです。お時間がない or こんな長ったらしい文読んでられっか!な方のために。)











本日面接がありましてね?ええ、就職活動の。企業面接。


わざわざ東京まで行ってきたわけですよ。

関西に住むあたくし、午前5時に起床し、午前7時過ぎの新幹線でピューッと飛ばされて、午前10時頃に東京駅着きまして、午前11時から面接開始したわけですよ。



グループワークや適性検査は問題なく進みました、これいけるんじゃないか?と思いました、正直。





けれど、わたくしの最大の敵、それは面接。それも、グループ面接。




個人面接なら、周り(同じ就活生)の目もないし、人目と尺を気にせず思う存分喋ることができるんですよ、ええ。グループ面接なんて、たまったもんじゃないですよ。だって、例えばそこに3人の就活生がいたとします。1番目に答えるとなると、後の答えを聞くと「自分の志望動機ショボっっ!!!!!!!」ってなるし、最後の3番目に答えるとなると、「全部言うこと取られたんすけど、、、、」ってなるし、真ん中は真ん中で1番目の答えを聞いて焦るし、3番目の答えを聞いて焦るしでもう何をしてもしんどいわけでね。グループ面接で就活生3人ならまだしも、5人、多い時で10人なんてときがあるから泣きたくなる。メンタルは鍛えられるけど、あたしはその過程につくまでにメンタルがやられて、メンタル強化をするまでには程遠い。






そして面接がやってきました。



あたしにとって、これが初めてのグループ面接だったんですよね、緊張しました。いいえ、緊張なんてもんじゃなかったです、喉の奥から心臓をリバースしそうだった。






面接官「自分をパンに例えると?」

就活生A「あんぱんです。私は中身に良さがぎっしり詰まっております」

就活生B「食パンです。私にはいつなんどきも人の話を聞く耳があります」

就活生C「私をパンに例えると…」←もうここから緊張しすぎてて聞いてなかった



言いたかった答えがぜんぶ取られてく(言い訳じゃない)、、次はあたしの番、、、



面接官「では、あなたをパンに例えると何ですか?」

あたし「ええと、、、クロワッサン、、ですかね、、」

面接官「ほう。それはどうして?」

あたし「ええっと、、、」

面接官「、、、、、(睨)」

あたし「、、乾燥肌、、、だからです、、」


面接官一同爆笑






よし、ウケた。面接官の心、掴んだんじゃない?ここでちょっと緊張感が緩くなった。油断モードに入った。いっつもそう。あたしはいっつもそう。



テレビ業界の質問って結構変なことを聞かれることが多くって、でもその予期していなかった質問にも機転を利かせて、一瞬でどう答えるかがミソで、しかもつまらない答えは面接官の印象に残らないから、まず第一難関として「しっかり数秒以内に答えられるか」が勝負で、そのあとに立ちはだかる第二の難関としては「面白いか」が重要視されるんですよね。印象に残らなければ、即刻弾き落とされる。もうその面接中は自分への興味は失われ、何を言っても相手にされない。だから、面接中に這い上がりたければ、汚名返上と言わんばかりになにかドカンとでかいことを言わなければいけない。炎上するようなことでもいい。とにかくでかいことを言う。思ってもないことは言いたくなんてないんだけど、あたし。まったく世知辛い世の中だよ。






そこから「自分を〇〇に例えると?」シリーズが始まる。勘弁してよ。まじで。あたしを動物に例えると?うーん、アライグマです、潔癖症だから。え?あたしを犬種に例えると?スピッツです、キャンキャンうるさいから。ああ言えばこう言うって、家族から疎まれてますよ?自分を色に例えろ?虹色です、だってあたしの心はいつだってあなたたちだけ、ヘイ!セイ!ジャーンプ!









面接官「あなたの憧れの人物を教えてください」




ようやくまともな質問がきましたね。けど、あなたがたは志望動機も聞かないで、自分を〇〇例えるとシリーズばかり聞いて、それでなにがわかるっていうんです?たしかにあなたがたはたのしいでしょうよ、けれどこっちは緊張したなかで面白いことを言わねばならんので、もはや頭も回転しないし、絞りに絞り出した答えが嘲笑で終わらされたりするわで、もう冷や汗が止まんないんですドSですか。



就活生Aイチローです。彼は幼い頃から…」

就活生B「母です。私の母は毎日……」



もはや就活生Cの答えなんて聞く耳持たず。ほんとうに心の底からあなたがたは彼らを憧れとしているのかな、嘘発見器にかけたい。だってみんな答えがとてもきれい。嘘発見器にかけて、嘘がばれた暁には、どうしてやろうか。あたしの答えを聞け。黙って聞け。これが偽りのない、間違いもない100パーの回答だ。








あたし「伊野尾慧です。」









参ったろう?こんな目を輝かせて、憧れの人物を言ったよ?就活生ABCは真顔で答えてたよね、けれどあたしはちがう。心の底から憧れている。そんな気持ちが顔面に表れてる。面接官だって、お判りでしょう?







面接官「イノオケイ…」


あたし「はい、Hey! Say! JUMPのメンバーのなかの一人です、伊野尾慧。」






面接官、超不服そうな顔。だってこれがあたしの答えなんだもの。なのに、正直に答えちゃだめなの?今までの数分間、あたしはあなたがたに期待されてきたのに、期待に反する答えを口から吐き出せば、これ?あたしは嘘なんてつきたくない、だってあなたがたも両親には「嘘はつくな」と教えられてきたろ?そんな正直者が、いまこうして扱われるなんてとんでもない。ヤバい空気が室内を微かに漂っても、あたしは答えを変えないよ。




すると、面接官、我に負けずと予期せぬ答えを出してきた。けれど、あたしの気分が最高潮。相当高揚していた。






面接官「では……うちじゃなくて、ジャニーズ事務所に就職すればいいんじゃないですか……」









あたし「天才かよ?」










面接官「「「え?」」」










やっちまった








ほんとうにその瞬間、やっちまったって思った。心臓の冷や汗が止まらなかった。思わず、友だちのノリで言ってしまった。「天才かよ?」ってなんだよ。ジャニーズ事務所に女性は基本就職できんだろうよ、それにFC会員なんて御法度だから。もうまって、しかも、指までつけた。人差し指を彼らに差して、真顔で「天才かよ?」。しにたい。自害したい。落ちた。もうあたしなんてお呼びでないよ。そう考えると、やばい、汚名返上しなければと瞬時に殺気立ち、あたしはサッと席を立ち上がった。







あたし「あのっ、特技を披露させてください!!!!!」




思わずそう口走ってしまったってわけ。だれも特技を披露しろだなんて、一言もおっしゃってないのにね?うそだと思われると思うけど、これは偽りのない100パーセントほんとうの話です。あたしってトチ狂ってる。アーメン。







あたしは面接官の返事も聞かずに、「信長の舞」を披露した。「特技:信長の舞」だなんてESに書いてないし、もはやこれは特技でもなんでもない。ただ知っているだけ。歌えるだけ、舞えるだけ。けれど、あたしのからだは動き出す。窮地に立たされたときの人間って、何をしでかすかわからないです、まじで。でも、そのときのあたしはとにかく気に入られようとしていた。意地でも最終面接までのし上がろうとしていた。信長の舞を踊れば、魅せられると思った。(←もうわけがわからない)





下天のうちをくらぶれば
夢幻のごとくなり
一度生を受け
滅せぬもののあるべきか





所詮人生は五十年しかないのだから、決死の覚悟で思い切ってやってやるぞ、ってニュアンスで信長は謳ったのだよね。感動しちゃう。だからあたしもここで決死の覚悟を決めたってわけ。HAHAHA。




信長の舞って、先ほどの上記の句を謳っていて、あたしはそれを謳いながらエアー扇子を持って舞った。スーツなのに、膝を曲げたり腰を曲げたりとにかく動いた。面接室の隅々まで徘徊した。かなり華麗に舞った。華麗に舞うよう心掛けた。サービスとして面接官の目の前でも盛大に舞った。ほら、面接官、ぜったい、感動しておる。周りの就活生も、ピンと背筋を伸ばして、あたしを見てる。凝視してる。さあ、本日の面接は終了させましょう。あたしは満足だ、これで満足だ。あたしはやってやったとばかりに自信満々の笑みで元の席に着席した。







面接官「…………はい。(汗)」










あたし「……」






面接官「………。」









え?!はい?!え、はいって何?!コメントは?!なにかコメントは?!異議でもなんでもいいから、とにかくコメントは?!









あたしが呆気とした顔で面接官を見ていても、彼らは目すら合わせてくれない。むしろ逸らしてる。頑張って目を合わせようとしても逸らしやがる。は、なにこれ?うそん?え?終わった?はい、終わった。面接は終了、あたしも終了、あたしの就活も終了。人生の終活だ。いますぐ穴を掘って隠れてしまいたい。









面接官「はい、これにて面接を終了致します。ありがとうございました。」










フラフラと退室して、しばらく歩けないで廊下に立っていると、先ほどの面接官のうちのひとりが横を通る。







面接官「お疲れ様でした。ジャニーズは衝撃的でしたね(笑)」




なあに笑ってんだよおう。




面接官「いや〜、ね、私の娘も好きだから、分かるんだ。」







あたし「じゃあ内定ください」










あのときのあたしはほんとトチ狂ってた。ごめんなさい。でもあたしは内定くださいなんてことだけ言って、面接会場を後にして、東京から帰ってきました。きっともう次の選考には進めないからいいんだ、そんなことよりあたしはとにかく早く帰って、真剣SUNSHINEをフラゲしたかった。タワレコからメールが着てたから、はやく帰らねばと思った。面接官の娘さんのお話など聞いている場合ではなかったし、もはや情けをかけられるなんて、内定はプレゼントしてくれないくせにそんなの最低だ。だけど、いちばん最低なのはあたしだ。頭おかしいんじゃないの?って、あたしなら言いたい。自らにね。













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ということで、いまは真剣SUNSHINEの特典映像を観て、傷心を労わっている。素晴らしい出来になっている。もう語り出せばうるさいので、今日はなにも言わない。








何はともあれ、Sentimental journey is over、All my life is overだ。I'm just exaggeratingだけどね。







とにかくあたしは伊野尾慧に憧れているよ。それだけは言わせてほしい、そして面接官もこの事実を真摯に受け止めていただきたい。これからもそう述べる子がもっと出てくるかもしれないからね、面接で。だから面接官は耐性をつけておくべきだ。ジャニーズの時代はここまできてるんだZE。